Cricut Maker 5が登場すると、気になるのは「Maker 3と何が違うの?」「今から買うならどちらがいい?」ですよね。
調べてみると、Maker 5とMaker 3はどちらも300種類以上の素材と13種類のツールに対応するMakerシリーズです。つまり、Maker 5だけが急に何でもできるようになったわけではありません。
違いが出るのは、最大3mmの厚手素材、本体サイズ、Load & Go、付属するスコアリングツール、以前のアクセサリーとの互換性です。
先に結論をいうと、これから初めてMakerシリーズを買うなら、基本はMaker 5がおすすめ。
一方、Maker 3は、旧Maker用ペンやスコアリングスタイラスを使いたい場合や、Maker 5より大幅に安く購入できる場合に候補になります。
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先に結論|新しく買うならMaker 5、Maker 3は旧アクセサリーが強み
| こんな人 | 向いている機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてMakerを買う | Maker 5 | 最大3mm、新しい操作、新しいスコアリングツールから始められる |
| 紙だけでなく布・レザー・厚手素材まで広げたい | Maker 5 | 厚い素材への対応範囲が広がっている |
| Maker 3がMaker 5よりかなり安い | Maker 3も有力 | 300種類以上の素材・13ツールに対応し、できることは今でも多い |
| 旧Maker用ペンやスコアリングスタイラスを使いたい | Maker 3 | Maker 5では一部の旧アクセサリーが使えない |
| すでにMaker 3を持ち、今の作品で困っていない | そのままでOK | Load & Goだけを理由に買い替えるほどの差ではない |
Maker 5とMaker 3は「できる/できない」が完全に分かれる機種ではありません。Maker 3ですでにできることが多く、Maker 5はその上で厚手素材や操作まわりが新しくなった機種と考えると分かりやすいです。
Makerシリーズは何ができる?「道具を替えると作品が増える」マシン
Cricutは、Design Spaceで作った形に合わせて紙やシートなどを自動でカットするマシンです。
Makerシリーズのおもしろいところは、カット用の刃だけで終わらないこと。作りたい作品に合わせてツールを替えると、加工の種類を増やせます。
たとえば、こんな使い方があります。
- 紙・ステッカー・ビニールを切る:標準のカットツール
- 布やフェルトを切る:ロータリーブレード
- バルサ材やチップボードなどの厚手素材を切る:ナイフブレード
- カードや箱を折りやすくする線を付ける:スコアリング
- 紙やレザーに凹んだ模様を付ける:デボス
- 金属などに文字や模様を刻む:彫刻
- 紙に切り取り線を作る:ミシン目加工
- 波形の縁を作る:波線カット
- 金・銀などの箔を付ける:箔押し
ここで大切なのは、最初から13種類のツールを全部買う必要はないことです。
たとえば最初は付属のカットツールで紙やシートを作り、布を切りたくなったらロータリーブレード、厚手素材を切りたくなったらナイフブレード、金属へ文字を刻みたくなったら彫刻用ツール、というように、作りたい物が増えたときに必要なツールを追加できます。
「最初はステッカーだけのつもりだったけれど、次は布小物、紙箱、レザータグも作ってみたい」。そんなふうにやりたいことが増えやすい人にMakerシリーズが向いています。
Maker 5とMaker 3の違いを一覧で比較
個別の機能を見る前に、まず全体像を確認します。
| 比較項目 | Maker 5 | Maker 3 | 購入前に見るポイント |
|---|---|---|---|
| 対応素材 | 300種類以上 | 300種類以上 | どちらも紙・布・レザーなど幅広い |
| 対応ツール | 13種類 | 13種類 | 特殊加工は追加ツールが必要なものが多い |
| 最大素材厚 | 選択された素材で最大3mm | ナイフブレード等で最大2.4mm目安 | 厚手素材まで広げたいならMaker 5 |
| 本体サイズ | 幅50.2×奥行19×高さ12.1cm | 幅53.8×奥行17.75×高さ15.06cm | Maker 5は横幅・高さが小さく、奥行は少し増える |
| カット開始 | Load & Go | 読み込み後にGoを押す | Maker 5はボタン操作が1回減る |
| スコアリング | Maker 5スコアリングツール | スコアリングスタイラス/スコアリングホイール | 旧スタイラスはMaker 5非対応 |
| 標準パッケージのツール | プレミアムファインポイントカットツール+Maker 5スコアリングツール | 販売セットによって確認が必要 | Maker 5は折り線用ツールが標準で含まれる |
| 以前のMaker用ペン | 旧ペンは新ペンホルダーに合わない | 使用可 | 買い替えの人は要注意 |
| Cricutロールホルダー | 対応 | 対応 | 長いSmart Materialsをロールで扱いたい人はどちらでも可 |
| 接続 | Design SpaceからBluetooth接続/USB-C | 端末側でBluetoothペアリング/USB | 使い始めの接続方法が違う |
この表を見る限り、機能や付属品を含めるとMaker 5の方が充実しています。
Maker 3を選ぶ理由は、Maker 3用の旧ペンやスコアリングスタイラスなど手持ちのアクセサリーを活かしたい場合や、Maker 5より大幅に安く購入できる場合です。
違い1|Maker 5は最大3mmまで対応
Maker 5は、素材の密度や使用するツールによって、最大3mmまでの対応素材を扱えます。
一方、Maker 3はナイフブレードを使う厚手素材で、最大2.4mm程度が目安です。厚さの差は0.6mmです。
数字だけ見ると小さな差ですが、厚手素材を使った作品では選べる素材が広がります。
Maker 3でも、レザーや段ボール、フォーム系素材のカット、対応するアクリルや金属への彫刻などができます。
Maker 5で初めてこれらの加工ができるわけではありません。違いは、一部の対応素材で最大3mmまで扱えるようになったことです。
たとえば3mmのフォームコアなど、Maker 3では厚さの制限で扱いにくかった素材も選択肢に入ります。
フォームコア:軽い発泡素材を紙などで挟んだ、工作や模型などに使われる板状の素材。
違い2|本体サイズは「全部小さい」ではない
本体サイズは次のとおりです。
- Maker 5:横幅50.2 × 奥行19 × 高さ12.1cm
- Maker 3:横幅53.8 × 奥行17.75 × 高さ15.06cm

Maker 5はMaker 3より、
- 横幅:約3.6cm短い
- 高さ:約3cm低い
- 奥行:約1.25cm深い
という形です。
つまり「Maker 5は全部の方向に小さい」ではありません。横幅と高さは小さくなり、前後の奥行は少し増えています。
また、Cricutはカット中にマットや素材が前後へ動きます。本体が棚に収まるかだけでなく、使用中に前後へ素材を動かせるスペースがあるかも確認してください。
違い3|Load & Goは「読み込み後にもう一度Goを押す」がなくなった
Maker 5の説明で少し分かりにくいのがLoad & Go(ロード&ゴー)です。Maker 3の通常操作と比べますね。
Maker 3の場合
- マットや素材を前に合わせる
- 読み込みボタンを押す
- マシンが素材を読み込んで測る
- Goボタンを押す
- カット開始
Maker 5の場合
- マットや素材を前に合わせる
- Go/Pauseボタンを1回押す
- マシンが素材を読み込んで測る
- そのままカット開始

つまり違いは、Maker 3で必要だった「読み込み後に、もう一度Goを押す」という操作がMaker 5ではなくなったことです。
1回だけなら小さな差です。同じデザインを何枚も作るときは、毎回の操作が1つ減るので少しスムーズになります。
違い4|Maker 5はスコアリングツールが標準付属
スコアリングとは、紙を切ることではなく、カードや箱をきれいに折れるように「ここで折る」というガイド線を付ける加工です。
Maker 3のスコアリングスタイラスとは?

スコアリングスタイラスは、ペンのような形をした折り線用の道具です。
Maker 3ではこのスタイラスを使えるほか、よりしっかりした折り線を付けるスコアリングホイールも選べます。どちらも別売です。
Maker 5は新しいスコアリングツールを使う

Maker 5の標準パッケージにプレミアムファインポイントカットツールとMaker 5スコアリングツールが含まれると案内されています。
そのため、Maker 5を初めて買う人は、標準のカットに加えて、紙箱やカードの折り線も試しやすい構成です。
なお、マット・マーカー・練習素材などその他の同梱物は国・販売店・バンドルによって変わります。「Maker 5ならどこで買っても同じセット」とは考えず、購入する商品ページのセット内容を確認してください。
違い5|Maker 3は旧アクセサリーを活かしやすい
初めてCricutを買う人には大きな問題ではありませんが、以前のMakerシリーズを使っている人には重要です。
Maker 5は以前のMaker用ツールの多くを使える一方、次のものには注意が必要です。
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スコアリングスタイラス:Maker 5では非対応
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以前のMaker用ペン:Maker 5の新しいペンホルダーには合わない
旧Maker用ペンやスコアリングスタイラスをすでに持っていて、それらを使い続けたいならMaker 3に利点があります。
違い6|Bluetoothのつなぎ方が違う
Maker 3は、パソコンやスマートフォンのBluetooth設定からペアリングしてからDesign Spaceを使います。
Maker 5はBluetoothをオンにした状態で、Design Spaceのマシンピッカーから選んで接続します。Windows・MacならUSB-Cでも接続できます。
接続で困った場合は、こちらの記事で機種別に整理しています。
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参考CricutがBluetooth接続できないときの対処法|パソコン・スマホ・タブレットで確認すること
Cricutを使おうとしたとき、 Design Spaceでマシンが見つからない Bluetooth接続ができない 別の端末へ切り替えたらつながらなくなる そんなことがあります。 Bluetoothが ...
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Maker 3でできること|旧モデルでも、できることは多い
Maker 3を「古いから選ばない」と考えるのはもったいないです。
Maker 3でも、
- 300種類以上の素材に対応
- 13種類のツールに対応
- ロータリーブレードで布・フェルトをカット
- ナイフブレードで対応する厚手素材をカット
- スコアリングホイールで折り線を付ける
- デボス加工
- 彫刻
- 箔押し
- Smart Materialsをマットなしで最長3.6mまでカット
といったMakerらしい加工を使えます。
Maker 5はその機能をベースに、対応する一部の素材で最大3mmまで扱えることや、Load & Go、スコアリングツールの標準付属などが追加されています。
Maker 3がMaker 5より大幅に安く購入できる場合や、手持ちの対応アクセサリーを活かしたい場合には、Maker 3も候補になります。
公式ショップの価格は買う直前に比較
Cricut本体は、セール・クーポン・ポイント・販売店独自セットによって実質負担が変わります。
実際に販売ページを調べても、同じ機種でも販売サイトによってポイントや付属品の条件が異なりました。
購入時に確認するポイント
購入するときは、複数の販売先を同じタイミングで比較するのがおすすめです。
次の5点を見ます。
- 本体価格
- クーポン
- ポイント還元
- マット・素材・ツールなどのセット内容
- 国内正規品・保証の表示(販売元がcricut公式かどうか)
私の経験でも、販売サイトによって実質負担額が大きく変わった事がありました。各販売サイト内でのランクでも違いがでるため、設定された価格だけで決めず、ポイントや付属品まで含めて比べる方が判断しやすいです。
Maker 5の現在価格を確認する
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こちらは通常セットです。こちらはAmazonの公式でも販売中です。
Maker 3の現在価格を確認する
同じ価格でも付属品が異なる場合があるため、セット内容まで確認するのがおすすめです。
どっちを選ぶ?分岐で決めると迷いにくい
「結局、自分はどちら?」と迷う場合は、次の順で考えると決めやすいです。

初めてMakerを買うならMaker 5がおすすめ
次に当てはまる人はMaker 5がおすすめです。
- Maker 3と同額、または価格差が小さい
- 追加購入品がまだ分からない
- カード、箱、ステッカー、布、革、彫り込みへ広げたい
- 3mmまでの対応素材を使いたい
- Load & Goで開始操作を分かりやすくしたい
- 幅と高さを抑えて置きたい
- 旧Maker用ペンを持っていない
付属素材で試しながら、続けたい作品を見つけられるのは初心者にとって大きな利点です。
特に「今は紙やステッカーしか考えていないけれど、作ること自体が好きで、あとから布・レザー・木材なども試しそう」という人はMaker 5の方が後悔しにくいでしょう。
Maker 3が向いている人
Maker 3を選びやすいのは、
- Maker 5より大幅に安く買える
- 旧Maker用ペンを使いたい
- スコアリングスタイラスを使いたい
紙、ステッカー、ビニール、アイロン接着シート、布などが中心なら、最大厚さの差が作品へ出ないことも多いです。
Maker 3から買い替える場合
今のMaker 3で作りたい物を作れているなら、急いで買い替える必要はありません。
Maker 5への買い替えを考えやすいのは、
- 3mmまでの対応素材を使いたい
- 本体の横幅や高さを少し抑えたい
- Load & Goなど新しい操作を使いたい
- 新しいMaker 5のツール環境へ移りたい
という具体的な理由があるときです。
買う前に知っておきたいこと|本体だけで全部作れるわけではない
Makerシリーズはできることが多い一方、作品によって追加ツールや素材が必要です。
たとえば、
- 布をロータリーブレードで切る → ロータリーブレード、FabricGripマットなど
- 厚手素材を切る → ナイフブレード、素材に合うマット
- 彫刻する → 彫刻用ツール
- デボス加工する → デボス用ツール
といった準備が必要です。
最初から全部そろえるより、最初に作りたい作品を1つ決め、その作品に必要な物だけ追加する方が無駄がありません。
マットの違いは、こちらの記事で素材別に整理しています。
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参考Cricutマット5種類の使い分け|素材別の選び方と対応機種を解説
Cricutで紙やビニール、布をカットするときに使うカッティングマット。 青・緑・紫・ピンクのマットに加えてカードマットもあるため、「結局何種類あるの?」「自分の素材にはどれを使えばいい?」と迷いやす ...
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またCricutには、プリンターのように印刷する機械はありません。公式アプリのDesign Spaceでデザイン・サイズ・素材・ツールを設定してからマシンへ送ります。
初めて使う場合は、こちらの記事を先に見ると全体の流れがつかみやすくなります。
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参考クリカットの使い方|Cricut Design Spaceの基本操作からカットまで解説
Cricutを使い始めると、最初に少し戸惑いやすいのがDesign Space(デザインスペース)です。 Design Spaceの基本は、キャンバスでデザインを用意する → カット前の配置を確認する ...
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Makerで紙の作品を作るイメージを見たい場合は、こちらの記事も参考になります。
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参考Cricutでペーパーフラワーを作る方法|画用紙をカットして立体的な花に
Cricutでペーパーフラワーを作るなら、今回いちばん見栄えがしたのは、渦巻き状にカットした画用紙をくるくる巻いて作る立体タイプでした。 完成した花は、中心から外側へ花びらが何層にも重なり、1枚の画用 ...
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まとめ|Maker 5とMaker 3の選び方
Maker 5とMaker 3は、どちらも300種類以上の素材・13種類のツールに対応するMakerシリーズです。
Maker 5で主に変わったのは、
- 選択された素材で最大3mmまで対応
- 横幅と高さを抑えた新しい本体形状
- Load & Goでカット開始までの操作を簡略化
- Maker 5スコアリングツールを標準パッケージに追加
- ペンや一部アクセサリーの仕組みを変更
という点です。
これから初めて買うなら、今の作りたい物だけでなく、1年後に何を作りたくなるか分からない人ほどMaker 5を選びやすいです。
一方、Maker 3は今でも布・厚手素材・スコアリング・デボス・彫刻などMakerらしい加工を使えます。Maker 5より大幅に安く購入できる場合は、価格差を見てMaker 3を選ぶ価値があります。
新規購入の基本候補はMaker 5。Maker 3は「大きな価格差」または「旧アクセサリーを使いたい」という明確な理由があるときに選ぶ。
この考え方なら、機能名だけに振り回されず、自分が作りたい物と予算で選びやすくなると思います。