Cricut(クリカット)Joy XtraとExplore 5で迷ったら、まずA4サイズを中心に作るか、約30cm幅の素材まで使いたいかで考えると選びやすくなります。
A4用紙を使う「印刷して切る」は、Joy XtraとExplore 5で最大縦・最大横が同じです。A4ステッカーなどが中心で、本体を小さく収納したいならJoy Xtraがおすすめです。
一方、約30cm幅の紙やビニール、大きな文字や掲示物、長いSmart Materials(スマート素材)、中厚手素材まで使いたいならExplore 5がおすすめです。
私はExplore 5を使い、ステッカー、カード、ラベル、アイロンプリント、薄いプラ板やペーパーフラワーなどを作っています。
この記事では公式情報とExplore 5の実機経験をもとに、価格差を払ってExplore 5へ上げる意味まで比較します。
Joy XtraとExplore 5の違いを比較表で確認
Joy Xtraは「A4対応の小型機」、Explore 5は「約30cm幅を扱える標準機」です。
| 比較項目 | Joy Xtra | Explore 5 |
|---|---|---|
| 本体の特徴 | A4対応のコンパクト機 | 約30cm幅を扱える標準機 |
| 本体幅・重さ | 幅約31.7cm・約2.7kg | 幅約50cm・約4.5kg |
| マットサイズ | 21.6×30.5cm | 30.5×30.5cm、30.5×61cm |
| マット上の最大カット領域 | 約20.9×29.8cm | 最大約29.2×59.7cm |
| Smart Materialsの最大カット幅 | 約21.6cm | 約29.7cm |
| Smart Materialsの単一画像の最大長 | 約1.2m | 約3.7m |
| A4の「印刷して切る」最大値 | 縦26.98cm・横18.3cm | 縦26.98cm・横18.3cm |
| A4より大きい「印刷して切る」 | 公式掲載はA4・レター | A3等も対応。A3は対応プリンター・素材・30.5×61cmマットが必要 |
| 対応素材 | 50〜75種類以上(※) | 100種類以上 |
| 折り線づけ | 対応(スコアリングツールは別売) | 対応 |
| 中厚手素材用のツール | 非対応 | ディープカッティングツールに対応 |
| 接続 | Bluetooth | Bluetooth Low Energy、USB-C |
| 向いている人 | A4ステッカー・省スペース重視 | 作品サイズ・素材・ツールを広げたい |
対応素材の数(※)は、Joy Xtraについて公式ページ間で表記が一致していません。そのため、数字だけで優劣を決めず、切りたい素材が公式一覧にあるか、必要なツールを使えるかで確認しましょう。
結論を先にまとめると、A4ステッカー、カード、ラベル、Tシャツの小さめデザインが中心ならJoy Xtraがおすすめです。約30cm幅の作品や中厚手素材まで試したいならExplore 5がおすすめです。
A4ステッカーだけなら「印刷して切る」の広さは同じ
この2機種を選ぶとき、最も知っておきたい違いです。
「印刷して切る」とは、家庭用プリンターで印刷したイラストの周囲を、Cricutがセンサーマークに合わせて切る機能です。
Cricut本体に印刷機能はないため、フルカラーのステッカー作りには別途プリンターが必要です。
公式ヘルプでは、A4用紙を使う場合の最大値は両機とも次のように案内されています。
- 最大縦方向:26.98cm
- 最大横方向:18.3cm
つまり、A4ステッカーを作りたいだけなら、Explore 5を選んだからカット可能領域が広くなるわけではありません。
ただし、この数値は完全な長方形を示すものではありません。
「印刷して切る」ではセンサーマークを印刷する余白が必要です。デザインの形や比率によって、最大の縦と横を同時に使えない場合があります。

Joy XtraならA4用紙を1枚のマットで扱える
Joy Xtraは21.6×30.5cmの専用マットを使えます。A4のプリンタブルステッカー用紙を1枚載せて、そのまま「印刷して切る」を進められます。
A4ステッカー、商品ラベル、推し活用シールなどを中心に作るなら、Joy Xtraのサイズを活かせます。
Explore 5はA3などの印刷用紙も選択肢に入る
Exploreシリーズは、A4に加えてリーガル、タブロイド、A3も公式の対応表に掲載されています。A3の最大値は縦39.2cm・横27cmです。
| 用紙 | サイズ | 日本での感覚 |
|---|---|---|
| A4 | 210 × 297mm | いつものコピー用紙 |
| Legal(リーガル) | 約216 × 356mm | A4より縦長。北米系の規格 |
| Tabloid(タブロイド) | 約279 × 432mm | A3に近い大判サイズ。北米系の規格 |
| A3 | 297 × 420mm | 日本でも馴染みあり |
ただし、A3対応プリンター、対応素材、30.5×61cmのマットが必要です。家庭のA4プリンターだけを使うなら、この違いは活かしにくいかもしれません。
ステッカー目的で選ぶときは、「Cricutの本体幅」よりも「使うプリンターと用紙サイズ」まで一緒に確認することが大切です。
サイズの違い|省スペースならJoy Xtra、大きい作品ならExplore 5
本体幅はJoy Xtraが約31.7cm、Explore 5が約50cmです。
横幅には約18cmの差があります。
重さもJoy Xtraが約2.7kg、Explore 5が約4.5kgです。

使うときだけ棚から出したい、机を広く空けたい、別の部屋へ持ち運びたいならJoy Xtraの小ささが利点になります。
Explore 5は大きくなりますが、マットでは最大約29.2×59.7cmの範囲をカットできます。応援うちわの文字、大きめの箱、掲示物、ウェルカムボード用の文字など、A4より大きい作品を作りやすくなります。
通常カットの幅は約8cm違う
A4の「印刷して切る」は同じでも、印刷しない紙・ビニール・アイロン接着シートの通常カットはExplore 5の方が広くなります。
- Joy Xtra:約21.6cm幅
- Explore 5:約29.7cm幅
約8cmの差ですが、30cm×30cmのカードストックや幅広のビニールシートを使うときには大きな違いになります。
Joy Xtraでは、作品を約21cm幅に収めるか、デザインを分割して貼り合わせることがあります。Explore 5なら、約30cm幅の素材を使い、1枚で切れる作品が増えます。
長い作品と複数制作にもExplore 5が向く
Smart Materials(スマート素材)は、対応機種ならマットなしで使えるCricut専用素材です。
単一画像の最大長は、Joy Xtraが約1.2m、Explore 5が約3.7mです。長い壁面文字やイベント装飾を作るならExplore 5に余裕があります。
公式比較ではExplore 5の最高カット速度もJoy Xtraより高く案内されています。
ただし、実際の時間は素材、設定、デザインで変わります。
家庭で少量を作るなら、速度だけでExplore 5を選ぶ必要はありません。ショップ用ラベルやイベント装飾をまとめて作る人は、幅と速度の両方を検討しましょう。
できることの違い|紙とステッカーは共通、追加加工はExplore 5
Joy XtraとExplore 5は、次の定番作品をどちらでも作れます。
- フルカラーのステッカー
- 紙のカードやギフトタグ
- 粘着ビニールのラベル・デカール
- アイロン接着シートを使ったTシャツやバッグ
- ペンで文字や線を描く作品
- 箔押しを使った紙作品
紙、ステッカー、ビニールが中心なら、Joy Xtraでも多くの作品を楽しめます。違いが出るのは、作品の幅と追加ツールです。
折り線づけはJoy Xtra・Explore 5のどちらも対応
Joy XtraとExplore 5は、どちらもスコアリングツールを使って紙へ折り線を付けられます。スコアリングとは、紙をきれいに折れるように筋を付ける加工です。
カード、封筒、紙箱などをきれいに折りたいときに便利です。
Joy Xtra用のスコアリングツールは別売です。
そのため、折り線づけだけを理由にExplore 5を選ぶ必要はありません。違いが大きくなるのは、作品の横幅や、ディープカッティングツールなど対応ツールの幅です。
Explore 5は一部の中厚手素材まで広げられる
Explore 5はディープカッティングツールに対応します。
通常の刃より深く入り、一部の厚紙、クラフトフォーム、マグネットシート、薄手の革などを扱うときに使います。
また、接着芯を付けた布にはボンデッドファブリック刃を使えます。
ただし、素材名や厚さだけで必ず切れるとは限りません。素材の硬さ、密度、使用する刃、設定で結果が変わります。切りたい素材が決まっている場合は、公式素材一覧で対応を確認してください。
接着芯なしの布、木材、彫り込み、デボスまで使いたい場合は、Explore 5ではなくMaker 5も比較する必要があります。
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ツールとマットは機種間で共有できない
Joy XtraとExplore 5では、本体へ取り付ける刃、ペン、箔押しツール、マットの規格が違います。
Joy Xtraは小型のJoyシリーズ用アクセサリーを使います。Explore 5はExplore対応ツールとマットを使います。Joy Xtra用の道具をそろえたあとにExplore 5へ買い替えても、原則としてそのまま流用できません。
初めて買う人は「いつかExploreへ買い替えるか」だけでなく、最初から30cm幅や中厚手素材用のツールを使う予定があるかで判断しましょう。
すでにJoy用のペンや箔押しツールを持っている人は、Joy Xtraなら使えるものがあります。ただしJoy Xtra用の幅広マットとSmart Materialsは別に必要です。購入前に各商品の対応機種を確認してください。
価格差は本体だけでなく付属品まで比べる
調査時の日本公式販売では、Explore 5の方が高いものの、2機種の差は「まったく別の予算帯」というほど大きくありません。
そのため、「少し足せばExplore 5なら、最初から大きい方が得?」と迷いやすくなります。
ただし、現在の販売セットは同じ内容ではありません。
Explore 5には、カッティングツール、スコアリングツール、マット、手工具、複数の試作用素材を含むセットがあります。
Joy Xtraはブレード、ペン、ミニウィーダー、練習用素材などが中心です。
購入時は次の条件を同じ日に確認しましょう。
- 本体価格
- クーポンとポイント還元
- マット、手工具、素材の付属品
- 国内正規品と保証の表示
- 最初の作品に必要な買い足し
クーポンとポイント還元で最大半額になる場合も出てきたので、必ずチェックです!!
Explore 5へ価格差を払う意味があるのは、約30cm幅の素材、大きなマット、長い作品、中厚手素材用の追加ツールを使いたい場合です。
これらを使う予定がなければ、A4サイズを扱えて収納しやすいJoy Xtraがおすすめです。
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Joy Xtraがおすすめな人
Joy Xtraは、作りたいものがA4以内に収まり、本体の収納性を優先したい人におすすめです。
- A4ステッカーを中心に作りたい
- 商品ラベルや推し活シールを作りたい
- カードやギフトタグを作りたい
- Tシャツやバッグへ小さめのデザインを入れたい
- 使うときだけ本体を出して片付けたい
- 約21.6cm幅で困らない
- 中厚手素材用の追加ツールは使わない
Joy Xtraは、A4サイズの作品を中心に作りたい人や、収納しやすさを重視する人におすすめです。約30cm幅の素材や中厚手素材用の追加ツールを使わないなら、コンパクトなJoy Xtraの方が扱いやすいでしょう。
持ち運べると、パッと「使おう!」って気になるんですよね。Exploer5だと私はそうともいかず。。
もっと小さいJoy 2とも迷っている場合は、A4用紙の扱い方とカット幅の違いを先に確認してください。
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Explore 5がおすすめな人
Explore 5は、最初の作品だけでなく、今後作りたいものまで幅を広げたい人におすすめです。
- 約30cm幅の紙やビニールを使いたい
- 大きな文字、掲示物、応援うちわ、紙箱を作りたい
- Smart Materialsで長い作品を作りたい
- 中厚手素材や接着芯付き布も試したい
- 作品を複数まとめて作りたい
- 本体を常設できる場所がある
私はExplore 5で紙、ステッカー、ビニール、アイロン接着シート、薄いプラ板を加工しています。この範囲では、作りたいもののサイズと素材を広く試せています。
一方、ステッカーの台紙まで切ってしまったこともあります。これは機種の能力不足ではなく、カット圧の設定が強すぎたためです。高い機種を選べば自動的に失敗がなくなるわけではありません。
Explore 5の実際の使い勝手、設置スペース、メリット・デメリットは実機レビューで詳しく紹介しています。
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迷ったら最初に作る3作品で決める
「大は小を兼ねる」でExplore 5を選ぶ前に、最初に作りたいものを3つ書いてみてください。

3つともA4ステッカー、ラベル、カード、小さめのアイロン接着デザインで、約21.6cm幅に収まるならJoy Xtraが有力です。
1つでも約30cm幅の作品、大きい紙箱、長い文字、中厚手素材が入るならExplore 5を検討しましょう。
さらに接着芯なしの布、木材、彫り込み、デボスが入るなら、Explore 5よりMaker 5が必要かを確認します。
この順番なら、価格だけで機種を上げたり、買ったあとに幅が足りず買い直したりする失敗を減らせます。
よくある質問
Joy XtraとExplore 5を選ぶ前によくある疑問をまとめました。
A4ステッカーならExplore 5の方が大きく作れますか?
いいえ。A4用紙を使う場合、Explore 5を選んでも「印刷して切る」の最大サイズは大きくなりません。
公式では、Joy XtraとExploreシリーズの最大値はいずれも縦26.98cm、横18.3cmです。ただし、デザインの形や比率によって、最大の縦と横を同時に使えない場合があります。
A4より大きなステッカーを作りたい場合は、Explore 5でA3などの用紙を使う方法があります。その場合は、対応プリンター、対応素材、30.5×61cmのマットが必要です。
Joy Xtraで30cm×30cmの画用紙は切れますか?
いいえ。30cm×30cmの画用紙を、その大きさのまま切ることはできません。
Joy Xtraで使えるマットは幅21.6cmで、実際の最大カット幅は約20.9cmです。素材を小さく切るか、デザインを分割する必要があります。
30cm幅の素材をそのまま使いたい場合は、Explore 5がおすすめです。
Joy XtraでもTシャツは作れますか?
はい、作れます。
Joy Xtraでアイロン接着シートから文字やイラストを切り、それを家庭用アイロンやヒートプレスでTシャツへ貼り付けます。Joy Xtraで切れる幅は約21.6cmです。
胸元へ入れる小さめのロゴやワンポイントには向きますが、Tシャツの前面へ大きな文字やイラストを入れたい場合は、約29.7cm幅まで切れるExplore 5の方が作りやすいです。
Joy Xtraは折り線を付けられますか?
付けられます。Joy Xtra用のスコアリングツールは別売ですが、カード、封筒、紙箱などへ折り線を付けられます。折り線づけだけを理由にExplore 5を選ぶ必要はありません。
Joy XtraとExplore 5でマットやペンを共有できますか?
原則として共有できません。
Joy XtraはJoyシリーズ用、Explore 5はExplore対応のマット・刃・ペン・ツールを使います。商品パッケージの対応機種を確認してください。
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どちらもスマホで使えますか?
どちらも無料のDesign Spaceを使い、対応するスマートフォン、タブレット、パソコンから操作できます。
Joy XtraはBluetooth接続、Explore 5はBluetooth Low Energyに加えてUSB-C接続も選べます。
Joy XtraからExplore 5へ買い替える価値はありますか?
約30cm幅の素材、大きいマット、長い作品、中厚手素材用の追加ツールを使いたいなら、買い替える価値があります。
一方、作りたいものがA4ステッカーや折り線付きのカードだけなら、Joy Xtraでも作れます。そのため、Explore 5へ買い替える必要はありません。
まとめ|A4中心ならJoy Xtra、30cm幅と追加加工ならExplore 5
Joy XtraとExplore 5は、単に小さい機種と大きい機種というだけではありません。
A4ステッカーでは共通点が多く、通常カットの幅・マット・素材・ツールで差が出ます。
- A4ステッカー中心で、省スペースを優先するならJoy Xtra
- A4の「印刷して切る」最大縦・最大横は両機で同じ
- 約30cm幅の紙やビニール、大きな作品ならExplore 5
- 中厚手素材、長尺、複数制作まで広げるならExplore 5
- 購入時は価格だけでなく、付属品と最初の買い足しまで比べる
Joy Xtraで足りる用途なら、コンパクトさを手放してまでExplore 5へ上げる必要はありません。
反対に、30cm幅や追加ツールを使う作品が決まっているなら、最初からExplore 5を選ぶ方が買い直しを防げます。